神戸山スキークラブ

 K.M.S.C
Kobe Mountaineering Ski Club 雨飾山 山スキー報告
ようこそいらっしゃいませ!! どうぞごゆっくりと!! 山スキーを楽しみましょう!! 入会をお待ちしております!!

2009.3-雨飾山
2010.3-雨飾山

【 雨飾山 】晴れ
平成21年
3/28 曇のち晴
6:40 小谷温泉発
8:10 大海川キャンプ場
11:00 1510m小ピーク
12:50-13:10 P2
16:00 大海川河原
17:30 小谷温泉着
メンバー:tjr(L)、har、kom、hana、fuji、oga、sawad

朝5:30小谷温泉に着く。30分の休憩の後出発準備を整え 6:30過ぎに小谷温泉を出発。  山田旅館前から林道上をシールで歩いていく。脛くらいまでの ふかふかの新雪を踏み固めていく。パウダーが滑れるかもと期待が 膨らむ。約1.5時間で大海川のキャンプ場に着いた。  少々河原を歩いて、登山道のひとつ手前の尾根に取り付いた。 最初の10mほどの登りがかなり厳しい。しかしそれを乗り越えると 一定の斜度が上へ向かって続いていく。膝くらいのラッセルを交替 しながら続けていく。途中で単独行者がひとり我々に追いつき、 ラッセルに加わってくれた。

今回は、ラッセルが厳しそうなので、田尻、小村、藤田、花井 の4名でラッセルを回していく作戦を取った。春さんには澤田さんの サポートを頼み、最後尾を任せた。  高度を上げるにつれて天候が思ったよりも良くなり、陽が雪面に 当たり出した。そのせいで雪は徐々に重くなってきた。P2下の 無木立の斜面では傾斜が強くなることも加わり、稀に見る重たい 湿雪で膝上のラッセルを強いられる。足を前に進めても素直に スキーの先端が雪面に出ない。何度も前方を蹴り直し、最後は 外から足を回しこむようにしないと板が前に出ないので、兎に角 スピードが出ない上に疲れる。それでも最後の力を振り絞って、 12:50にP2上に出た。我々がP2の上に達するころ、後続の東京 スキー山岳会12名やソロの山スキーヤー1、2名が我々に追いつき、 一緒にP2に立った。

約20分の休憩の後、ラッセルの先頭を貫いた報酬として我々が 先頭で下降を始めさせてもらう。上部は重い湿雪ながら何とか ターンができて楽しめたが、樹林帯のちょっと上まで来ると傾斜が 落ち、スキーが前に進まなくなってきた。兎に角矢鱈と雪が重い。 やや下りラッセル気味に高度を落とす。

尾根が河原に落ちる、最後の標高差100mは急斜面となる。 急傾斜の樹の間を縫うようなスキー技術が必要なので、少々みんな 苦労したようだ。ここからは東京スキー山岳会のメンバーに先を 譲って林道までのトレースをつけてもらう。我々は最後尾を進み、 5:30に小谷温泉に戻った。朝には雪が積もっていた林道も、昼に 途中まで除雪車が入って雪が無くなっていたので、スキーで下り 続けられるかと思っていた思惑がちょっと外れた。栃の樹亭手前で 林道のショートカットを行ったが、厚さ2cmほどのモナカ雪となっていた。

2009.3-雨飾山
2009.3-雨飾山

翌日は、栂池~北野コースを行く予定だったが、今日堪能した 重い湿雪を翌日も滑る気にならず、翌日の行動は中止することにした。 日曜日は11:00に吉川鮮魚店に行って、一人2000円の舟盛を頼んだ。 ここの刺身定食はとにかくボリュームがあって旨い。年に一回は 食べに来なければ。  高速道路の休日1000円上限割引が始まって最初の土日だったが 恐れていたほどの混雑も無く、19:30に自宅についた。

あとがき
 初めての本格的な山スキーツアーが、結構な悪雪であったため、 澤田さんは大分苦労されているようでしたが、懲りずにがんばって もらいたいと思います。  ただし、山スキーで出会う雪はピステのように快適に滑れないのは 当たり前といえば当たり前なので、いくら悪雪であろうとキックターン でしか曲がれないのであれば、もう少しスキー技術の向上を図って からでなければ、山スキーに行くのは難しいかなと思います。 せめて小川さんのように、プルークボーゲンでもいいからターンを できるようになってから次のツアーに臨んでいただければと思いました。

2009.3-雨飾山
2009.3-雨飾山
2009.3-雨飾山
2009.3-雨飾山
2009.3-雨飾山
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