2017年4月16日
天候:快晴のち曇り
前日の土曜日に早めに神戸を出発。3:00過ぎに扇沢に到着。無料駐車場はなく、有料駐車場(1000円)
に止めて、テントを張り仮眠する。
すでに明るくなった6:20出発。積雪は多く扇沢駅すぐの河原からシール登行できる。
ただ、針の木沢のいたるところで雪崩が発生しており、デブリだらけである。蓮華大沢も雪崩で覆われていて
中には真新しい雪崩後も確認でき、嫌な予感がする。ただ、すでに何パーティも先行していて、根拠のない
安心感も手伝って、デブリ後を避けて縫うように登行を続ける。
マヤクボ沢出会い到着が9:10。ここからも
先行者のトレースをたどって急斜面をシール登行する。雪は柔らかくシールとクトーを利かせて難なくコルまで
登り切った(11:10)。当初快晴だった天候も、風が強くなり、コルに到着するころには風が強くなったので、
ピークはやめてここから滑降することになった(11:20)。
斜度は急だが柔らかい積雪でターンはしやすい。
雪は非常に重く、また場所によって雪質がコロコロ変わって非常に気を使う。写真を取り合って、マヤクボ
出合まで滑り降りて、大休止(11:50)。板を外してのんびりしていると、マヤクボコルの直下の急斜面を徒歩下降
していた9人パーティが、突然雪崩に巻き込まれ、我々のすぐ近くまで流されてきた。
あわてて逃げるとともに
雪崩が停止したのち、埋没者を救助し全員の無事を確認できて大事には至らなかった。直前に自分たちが滑った
場所であることを考えると決して他人事ではなかった。
その後、湿雪重雪で転倒したU氏が足を痛めたこともあって、ゆっくりデブリだらけの針の木雪渓を滑り降りる。
けがで力が入らないらしく斜滑降、キックターンの繰り返しではあるが、けがしても時間をかけながらもなんとか
滑り降りれたのが幸いした。扇沢駅到着が14;20。
大町温泉で入浴後、大した渋滞もなく無事帰神。
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