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11/23(小雪後曇、晴れ)
昨日のリベンジとして雷鳥沢を登ることとしていたが、出発前から小雪が降っている。雪が緩むであろうとの期待で遅めの8:00に出発。多くの先行パーティの後を追う。日差しがないためか、夜間に硬くなった雪面は緩むこともなく硬く、非常に滑りやすい。シールで登るのに
苦労する。早めにクトーをつけて登るが、それでも緊張する。
パウダーを信じてクトーを持ってこなかったメンバーには、つらいものがある。先行者も急斜面では滑って、登るのに苦労しており、どこまで行けるか見極めながら進む。
さらに上部ではガスも濃く視界が利かなくなって、これ以上はブーツアイゼンが必要と思われるところまで登って、残念ながら登行終了(9:25)。
ここから滑ることになるが硬い斜面で、慣れないメンバーは板をはくことも苦労であった。雷鳥沢の沢芯に入ると斜度が増し、硬い斜面ではとても快適な滑りはできず、ひたすら我慢の滑り、少しずつ慎重に高度を下げて何とか無事に滑り降りた(10:00)。
昼からは室堂経由で一の越に向かう。昨日以上に硬い斜面で室堂に向かう斜面に苦労するが何往復もする内にルート取りだけはよくなって、スムーズに行動できるようになった。
キャンプ場にはトイレがないため室堂でトイレと水補給を行い、この日帰るkiyomotoさんと別れて一の越に向かう(12:00)。一の越へのルートも高速道路状態に固められ、しっかりトレースができている。日差しが強く
なって暑い。途中雷鳥荘から直接向かったT夫妻と合流し、一の越到着が13:25。いつものように直下の急斜面は雪が硬く斜度も急になってシールでは若干苦労していた。
景色を堪能し、13:55滑降開始。急斜面の氷結斜面に入り込んで若干滑落しかけるといったハプニングもあったが、なんとか事なきを得た。その下の比較的快適な雪質斜面を堪能する。
雷鳥荘に直接向かうT夫妻と別れてキャンプ場までの緩い斜面を快適クルージングして、14:30キャンプ場到着。まだ時間は早いが、この日の行動は終了とする。
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11/24(曇り)
重いテント道具一式を担いで雷鳥荘前の急斜面を登って8:00にT夫妻と合流。昨日以上に雪面はさらに硬くなっていて、ミクリが池への下り斜面はエッジを効かすこともできないくらいに磨かれていた。慎重に上り
下りをこなし、室堂到着。重い荷物をデポして国見山に向かう(9:05)。先行しているガイドパーティの後をついてばっちりのトレースを進む。黒い雲が広がり今にも崩れそうな天候である。稜線までさっさと登って、しばらく
休憩(9:40)。
ここから細い稜線をピークまで進むが、先行パーティの何人かはシールで登るのに苦労しているのが見える。滑落してはただでは済まない場所なので、ここは慎重にブーツアイゼンに履き替えて進むことにする。
実際にその場所にいくとそれほどでもなかったが、アイゼン歩行の訓練と割り切ることにする。ピーク(10:25)からは北アルプスの峰々(薬師、槍、笠etc)を堪能することができた。
ピークから滑降開始。まずは緩やかな斜面を平坦地まで快適滑降。その後急斜面に出て、1名づつ滑降するも、雪質は柔らかく、比較的快適な滑降を楽しむことができた。ただ下部では岩が隠れていて、スキーを傷つける結果となったが、雷鳥沢に
比べれば遙かに満足できる雪質であった。
天候悪化予報に、12:00室堂発のバスに乗って下山。立山駅前のホテルで入浴後、3連休最終日の高速渋滞にきっちりはまって、疲れはてての帰神であった(22:00)。期待したパウダー三昧の初滑りとはほど遠い雪質でしたが、少なくとも行った甲斐はあったのではないかと
思います。
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