前回悪天予報で中止になったので、先週末の晴天予報を信じて楽しみに出かけた野谷庄司でしたが、悪天とデブリで満足なスキーができず、苦行の山行となりました。
トヨタ学校に早朝到着し、少し仮眠後出発(6:30)。林道は除雪途中でそのまま進むがやがて壁が高くなってとりつく尾根のところまできて何とかよじ登ることができた。ここからシール登行開始(7:00)。
天気は薄日はさすものの、風もあって曇りで寒い。雪は堅く、その上にわずかな新雪が載る程度。滑りやすく、急斜面で早々とクトーをつける。その後も堅い斜面と柔らかい吹きだまりが混在する斜面を慎重に登るがやがて、急斜面に出くわす。abelはアイゼン、ピッケルに交換。ほか2名もいけることと迄でシール登行するものの、やがて坪足アイゼン登行に切り替える。
Co,1500mすぎまで進むころになるとそれまで薄日が差していた天候がガスが濃くなってやがて小雪も降り始める。視界もイマイチで足下も穴が開いている部分も見られたので、これ以上は危険としてここから下ることにする(11:30ころ)。
北面か、南面か迷ったが、距離の長い白谷(北面)を選択した。これが運のつき。滑降し始めると、上部は浅いとはいえ雪崩れやすい雪質で、思い切って突っ込むこともできず、びびりながら慎重な滑降を強いられる。やがて急斜面を抜けるとびっくり。白谷一面がデブリランドと化していた。
両側のありとあらゆる斜面が雪崩れて、それらが谷中央に堆積している。両側に逃げるもデブリ跡がひどくまともな滑降はできない。最後は板を脱いで、歩いた方が早いということで、諦め、忍耐モードになった。デブリは堰堤のある三方岩岳からの谷との合流地点まで続き、その後は川の南側をトラバースしながら、林道に合流し、駐車場到着が13:30過ぎ。途中から本格的な雨になり、早めの帰還は幸いであった。by:w,y
|