神戸山スキークラブ

 K.M.S.C.
Kobe Mountaineering Ski Club 白山・野谷荘司山/猿が山 山スキー報告
関西から希望と元気を届けよう
ようこそいらっしゃいませ!! どうぞごゆっくりと!! 山スキーを楽しみましょう!! 入会をお待ちしております!!

日 時  2013年3月16日-17日(日)
山域・場所  白山・野谷荘司山/猿が山
メンバー  Yabuta,Komura,Maeda,Hirai,Nakamura,17日Miyazaki=6名
天 気  晴れ 
ルート  豊田自然学校~鶴平新道~Co.1420m~東谷
 小瀬集落~夏道登山道~Co.1120m~小瀬
スタイル <アルペン5名 テレ1名
温 泉 <??温泉

3月16(土) 晴れ
6:10 トヨタ自然学校駐車場(700m)発
11:18 夏道(鶴平新道)の尾根1420m
11:55 東谷を滑って、大窪の民家を訪問。
13:25 民家出発
13:37 トヨタ自然学校駐車場着

白川郷ICから白山スーパー林道に入り、馬狩のトヨタ自然学校の駐車場に入る。5時にアラームを合わせて、30分ほど仮眠。車内で朝食をとり、出発準備していると、駐車場の街灯が点灯し、自然学校のスタッフの方が出勤された模様。挨拶してご迷惑をかけないよう、車のキーを預け、トイレもお借りする。この素晴らしい関係が末永く続いてほしいと思う。

6:10 駐車場出発。除雪された白山スーパー林道を進んでから、夏道(鶴平新道)のある尾根を目指して広い林に入る豪雪地帯だがこのところの雨や好天で、凍結してしまってい。傾斜も急になり大きな亀裂がいくつか入っている。メンバーの一人はスキー靴に重くて長いファットスキー。シール登高に慣れていないこともあって遅れる。何より滑落を警戒して、慎重に、ブーツアイゼンに履き替える。

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馬狩スーパー林道より取り付き
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準備OK?

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鶴平新道尾根
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陽気の中の樹林

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尾根一本杉
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急ぎませんよ!ゆっくりと

11:18 尾根上標高1420m。この先尾根の北面、白谷は雪面が固いことが予想されるので、東谷に滑降することにする。尾根の側面は面ツルの一枚バーン。日が当たり快適そうな急斜面。野谷荘司山は白谷といわれるだけあって、オープンバーンが広がり、快適斜面が沢山。今回は長いトラバースをして、東谷の沢筋に入る。途中のデブリは谷の側面を滑走。傾斜が緩くなって広い馬狩谷にでると、大雪面の中に茅葺の合掌造りが1軒。この馬狩、最後の住民の方とは山中で知り合っていた。野谷荘司山の夏道(鶴平新道)を開かれた方のお子さんとお聞きして、ぐっと親しみを覚えた。いろいろお話を聞き、この地の歴史と文化に興味を持つとともに、我々は山スキーをさせてもらっているとの思いを新たにした。

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眼下の鳩谷ダム湖
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これより滑降準備

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東谷滑降
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滑降2

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下部に少でぶりもある
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大杉家民家

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大杉さんのご厚意でおじゃま虫に
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室内観察
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素朴そのもの、以前は民宿をやっていた
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玄関前の展望

白川郷から国道を五箇山へ向かう。豪雪で有名な五箇山だがその急な山腹は雪がずり落ち、黒さが目立つ。林道のショートカットができるか心配になって、急遽、小瀬集落まで偵察に行くことにする。合掌造りで有名な菅沼集落の観光地の通行止めの先の橋を渡り、小瀬集落に。長い林道歩きも場合によってはやむなし、との覚悟を決める。

ダム湖に面したくろば温泉の露天風呂からは五箇山の山が黒々として、我々の心も暗くなる。白山宮や村上家の前を通って、宿泊地、相倉集落・民宿長ョ門へ、元気なおかみとおばあちゃんの歓待を受け、イワナと地酒三笑楽とおばあちゃんの「こきりこ」「ささら」で元気を取り戻す。三笑楽はおいしかったので、帰ってから調べてみると、やはり山廃仕込みであった。

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合掌造り民宿の夕食
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酒も進む料理、岩魚が無茶美味しい

3月17(日) 晴れ
五箇山・小瀬集落から猿ヶ山北東面
6:10 小瀬集落
7:15 林道ショートカット
7:53 林道ショートカット
10:40 907m
11:20 1120m
12:37 小瀬集落

夜間400kmを一人で走ってきた、日帰りの宮崎さんと合流。6:10 小瀬集落出発。林道を橋を越えてすぐ、ショートカットに取り掛かる。クトーを付けたシール登高とブーツ・アイゼン組に分かれ、急斜面を登る。林道にでる手前で、大きく割れていたが、何とか越え、ショートカット成功。しかし次のショートカットで、アイゼン組は楽しようとして右に迂回。 ルートは林道を戻って左に進むのだが、シール組がそのまま上に行ったと思い、しかも上でルートに戻れると高をくくりルートを外してしまう。標高907mで、予定していたルートに戻るまで、細い急な雪の腐った尾根など、時間をロスする。11:30で引き返しとタイムリミットを決める。10:40 標高907m。その上は快適なシール登高で、ブナの巨木が美しい。

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取り付きの修行の登り
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小瀬村を振り返る

  11:20 標高1120mと1050m、それぞれ引き返し点として、907mまで登ってきた尾根を滑降。907mからは登ってきた尾根のスキーヤーズ・レフトの谷を滑ることにする。谷は滑り口こそ、少し割れていたものの、快適な急斜面。うれしくなって滑っていると、左にずれ、あわてて右にトラバース。林道に合流して小瀬集落へ。いつもの温泉にも入らず、昼の東海北陸自動車道を白山や周辺の多くの山を見ながら、帰路に就く全く知らなかったこの地域だが、今回の山行で、いろいろ目標ができた。次回はパウダーの時期にぜひ行ってみたい。

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ご愛嬌の穴あそび
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本日の登り終了

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帰ります
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五箇山ふもとを目指し

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