7:54 新しく出来た椹谷(さわらたに)橋 |
7:54 此れより取り付き登り |
濁河温泉まで残り1kmとの表示に、ここから徒歩で進むことにする。(6:30)板とブーツをザックにつけて運動靴で車道を歩いていく。少年自然の家の前で林道に入り、まだ開通はしていないが通行可能な兵衛谷(椹谷橋)を渡って、ここから山行を開始する(7:40)。
先行者は2名、後からきた単独者1名とともに、いきなりの急斜面にとりつく。シールでの急斜面登高は苦労するが、この時期の雪は柔らかく、坪足では潜ってしまいさらに苦労する。何とか、上俵山に向かう尾根筋まで登りあげて、先行の2名組をかわす。この2名も我々と同じルートで夜間通行止め区間から歩いてきたとのこと。単独者は速く、先に行ってしまっていた。その後、樹木の濃い緩やかな尾根筋をシール登高し、上俵山9:30。
10:35 尺ナンゾ谷出合の滝 |
10:35 出合の滝2 |
そこからシールのままトラバースぎみに緩やかに下り、兵衛谷への降下ポイントまですすみ、緩く重い雪の急斜面をシールで斜滑降して谷に降りる。そのまま上流に進み
二股左側の氷結した滝まですすむ(10:15)。ここは左側を巻いて、尺ナンゾ谷に入ることができた。この谷の名前にどのようなところかと期待していたが、谷は、案外幅狭く、浅く、小さい。
さほど急な斜度もない谷底を進んでいく。2750mの継母岳のコルまでは、なだらかな登りであったが、シールの不調と睡眠不足もあってなかなかペースがあがらない。何とか登高時間限度の13:00にはコルに到着する事ができた。時々ガスが発生して、視界が遮られるが、大迫力の景色を十分に堪能することができた。
13:23 継母岳コルより |
13:24 継母岳コル 登りタイムアップ |
コルから往路を滑走する。雪はよく緩み、心配していた氷結部はない。やや重の雪質に足を取られながらも、快適に滑り降り、狭い尺ナンゾ谷に入る。振子状の谷は、滑降の自由度はさほどなく、トラバースと時々のターンを織り交ぜて滑り降るのみであった。谷入口の滝は、階段登高で巻いて兵衛谷への下降ポイントまでスキーで滑降できた(14:00)。
13:24 継母岳コルより |
13:48 緩んだバーン |
再度、シールをつけて上俵山まで登り返し(14:45)、そこから樹木の濃い中を慎重に滑る。意外とスキーは滑るが、障害物が多いのでコントロールが難しい。途中コースアウトして再度シールの登り返しも含め、重雪、くされ雪の中の滑降をこなして、16:04には兵衛谷橋に到着し、山中行動は終了した。
♣ SYAKU NANNZO.PHOTO ♣
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