神戸山スキークラブ

 K.M.S.C.
Kobe Mountaineering Ski Club 富士山 山スキー報告
関西から希望と元気を届けよう
ようこそいらっしゃいませ!! どうぞごゆっくりと!! 山スキーを楽しみましょう!! 入会をお待ちしております!!

日 時  2012年05月19日(土)-20日(日)
場所・山域  富士山・須走沢/吉田大沢
メンバー  Uchida・Yamamoto・Kiyomoto・Yabuta・Sugimoto 5名
天 気  19日 快晴 13日 快晴
ルート  19日 須走口5合目~須走沢~浅間神社20m下から往復
 20日 吉田大沢五合目~登山道~七合五勺~往復
スタイル <全員アルペン
温 泉 <山中湖温泉 紅富士の湯/河口湖温泉 開運の湯

5/19  4:30 須走口5合目駐車場(1987m)到着。真正面にでっかい太陽。光を浴びながらの準備は清々しい。山頂を見上げても笠雲はなし。朝ご来光を拝んでから頂上を目指すなんて、幸先が良いぞぅ!※ 町営のWCは8時までは施錠されているため、5合目の茶店(菊屋)WCが200円で使用可

5:47 シールを装着させた板を担ぎ、須走口5合目を出発。滑りやすい砂利道でアプローチシューズはすぐに真っ黒(涙)!

7:14 標高2400m付近本5合目でアプローチシューズをデポ。ここから上部は、雪がつながっていたためシール登行に切り替える。須走の広い斜面はスキーヤーで大にぎわいだ。単独行も含めて、ざっと数えただけでも15パーティー以上が散らばって頂上を目指している。

2012.5.19-20fujisan
4:46 ご来光
2012.5.19-20fujisan
7:44 Co2450付近

10:08 3113m 見晴館
11:11 3270m 江戸屋

八合目・吉田口下山道分岐。吉田口登山道と合流してからは、登山者・スキーヤーの数が益々増えた。(ボーダーが少ないのが意外)右手の沢筋を覗き見ると、明日滑走予定の吉田大沢がよく見える。

11:27 3400m 胸突江戸屋(本8合目)
12:18 3540m

上部の雪面は、数日前に降ったと思われる柔らかな新雪部分、フィルム状に光るサンクラスト部、水分が抜けたようなザクザクしたザラメ部分と、一枚バーンなのに、正にパッチワークのように異なる雪質が現れる。高度感はあるはずなのに、ヒールを一番高くにあげても、全く怖さは感じない程シールの喰い付きが良い。ただ、この高度での小さなミスは命取りになると考え、あえてヒールを一段おとしてクトーが雪面を捉えていることを感じながらテッペンを目指す。

2012.5.19-20fujisan
7:45 砂払い5号付近
2012.5.19-20fujisan
13:18 間もなく久須志神社

12:31 雪面が堅くなり始め、クトーでの登行から、アイゼンに履き替える。

13:23 3684m 本日の最高標高地点!(久須志神社から約20m下)頂上からのスキーヤーの滑りを観ていると、誰ひとりターンをする者はいず、横滑りばかり。辺りには、氷化した斜面をエッジが削る音が鳴り響いている。初心者が多い今回のメンバーで、この状況をあえて頂上からエントリーするメリットは全くなしということでステップが切れる場所が本日の終了ポイントとなった。スキーの板や装備を滑らせないように十分なスペースを確保してから滑走準備を行う。

13:40 いよいよ全長約1300mの大滑走へ!先行者の滑りを参考に、少しでも柔らかそうな雪面を探りながら滑りこむ。スピードが出過ぎないように、みんないつもよりも滑りが慎重かな?眼下には、緑の裾野が見渡す限り広がっている。高みからまるでダイブする みたいな感覚が富士山スキーの醍醐味かもしれない。

2012.5.19-20fujisan
13:51 大滑降
2012.5.19-20fujisan
雲海上のパノラマ

15:22 2230m 砂払い出合。夏道沿いに下山。

16:13 1987m 団体ツアーの観光客が好奇な目にさらされながら5合目茶店に到着。初めての富士山スキー、大いに楽しませていただきました。ありがとうございました!

下山後は吉田口登山口に直行せず、入浴して山中湖周辺で幕営することとなった。山中湖温泉「紅富士の湯」(700円・JAF割引も有)の露天風呂からは、でっかい富士山の絶景が望める贅沢さ。まさに極楽・極楽!そして温泉で温まった後は、山中湖某所での宴会!S本さんの手料理でお腹もこころも満腹!ごちそうさまでした。記;Kiyomoto

2012.5.19-20fujisan
13:55 日本一の大ゲレンデ
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天気良し、雪質良し、言う事無し、

2012.5.19-20fujisan
お日様がお見送り
2012.5.19-20fujisan
14:37 急がず、慌てず、味わいながら、

5.20(日) 4:30起床。朝食はカレーおじや。レトルトゴハンとレトルトカレーの中身を鍋に入れて水を少し加えて一緒に煮るだけ。超簡単だが美味しい。

7:15 山中湖湖畔の駐車場を出発。富士スバルラインで一路吉田口5合目をめざす。5合目駐車場にて身支度をして運動靴で歩き始める。

9:00 登山道からは足元に広々とした樹海・山中湖の眺望が広がる。やがて富士山の吉田口側の広い雪面が現れる。6合目あたりでいよいよシール登高開始。今日の天気も曇時々晴れ。カール状の斜面を黙々と登る。各自思い思いにジグザグのトレースを斜面に残して我慢の登りが続く。

11:00 今日の登りは予定通りここまでCo,3250七合五勺。昼食を食べて小休止。

2012.5.19-20fujisan
10:17 まったりとしますか
2012.5.19-20fujisan
11:45 Co2930付近

いよいよ富士山の大斜面の滑降開始。薮田さん<ノー・トラックの斜面だ!>と叫んで、一気に滑り降り行く。ジャンピングターンを次々にきめてゆく。続いて各自思い思いのターンで滑り降りてゆく。まだ正午前の時間帯なのか広大な斜面を滑り降りるのは我々のみ。 時折ガスが広い斜面を覆うが、すぐに再び姿を現す。各自満足の滑りをして今回のツアーを終えました。

2012.5.19-20fujisan
11:45 Uchiリーダー
2012.5.19-20fujisan
12:00 MR'Yabuさん

運動靴に履き替えて雪のない夏道を下ってゆくと観光客が大勢登ってくる。帰途日帰り温泉・開運の湯で汗を流す。露天風呂は開放感があって気持ちが好い。内風呂も湯が熱くてうれしい。その後和食レストランで早めの夕食を食べる。御殿場より新しい東名高速道路を通って7時間掛けて帰宅。苦しくて楽しい二日間のスキーでした。皆さん運転ご苦労様でした。記;Sugimoto

2012.5.19-20fujisan
あそこからの大斜面を気持ち良く滑降だ
2012.5.19-20fujisan
富士山ログ

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