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神戸山スキークラブ

 K.M.S.C.
Kobe Mountaineering Ski Club 羅臼岳 山スキー報告
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2010.5-羅臼岳
羅臼岳頂上
2010.5-羅臼岳
羅臼岳頂上-2

【羅臼岳・1659.7m】 晴
平成21年5月3日
7:50 ホテル地の涯230m 出発
8:50 オホーツク展望
9:50 650m岩峰 シール着
14:30 羅臼岳山頂
17:30 ホテル地の涯
メンバー:田尻(L)、春、小村、内田、池淵、丸尾、

朝6:30に宿を出る。昨日も長時間の行動だったので、みんなちょっと 疲れ気味だ。8時前に岩尾別温泉のホテル地の涯に車を置き、スキーを ザックに括りつけて歩き始めた。  木下小屋から上の谷に雪が着いていればそこを登りたかったのだが、 雪がないので登山道伝いを登る。それでも、去年も和佐さんと羅臼岳を 登った丸尾さんの談によれば、昨年より雪が多いそうだ。  急登を登り切ったら樹の多い痩せ尾根となる。雪がだんだん増えてきたが まだまだスキーは履ける状態ではない。

650m岩峰を過ぎるとやっと尾根が広くなる。ここでシール登高に変えた。 岩峰から先は842mピークを左から巻くように道が続いているが、これが 這松帯と白樺の密林で覆われていてひどく歩きづらい。なんとかスキーで 乗り切ったが、帰りが思いやられるコースだった。弥三吉水まで来ると 目の前にだだっ広い広場が開ける。極楽平だ。ここからは歩きやすくなる。

極楽平を過ぎ900mからは傾斜がやや強くなる。だがシールで十分に 登れる斜度だ。ここからは登山道で浪費した時間を取り戻すべく、ぐいぐい 高度を上げていく。13:30に山頂岩峰の麓、標高1450mの羅臼平に着いた。  去年は羅臼平でシーデポしてアイゼンに替えたという丸尾さんの話だが、 今日はこれまでで最も良い天気。風も比較的弱く、日射で雪はつぼ足だと グサグサ足が潜るぐらいに緩んでいる。こんな好条件に出合える幸運は 滅多にない。山頂滑降をしなければ嘘だ。ということで、スキーを担いで 最後の急登を登る。

2010.5-羅臼岳
14:20 下山開始
2010.5-羅臼岳
羅臼岳頂上直下の滑降

山頂部はシュカブラに覆われた岩峰だった。山頂の10m下でシーデポして テッペンを踏んだ。山頂からの眺望は素晴らしいが、既に時刻は14:00。 のんびりしている時間は無いので、すぐに降りる。10m下でスキーを履いて 滑降に入った。少々ガリガリと足下に氷を感じる部分も所々にあるが、 概ね快適な滑降ができる。羅臼平からは傾斜が落ちるがここからはむしろ テレマーク向きぐらいの斜度となる。今日が山テレデビューの内田さんには 丁度気持ちよく滑れたのではなかろうか?時間がないのでブンブン飛ばす。

842mピークはやっぱり下りも苦労させられる。スキーを担いで藪こぎを 強いられる。650mからは、登山道を歩いて下る気には到底なれなかったので、 木下小屋へ続く谷を直で滑り下ってみることにする。ここも一般的では 無いコース取りだが、5年前の厳冬期にも下った覚えがある。5年前の記憶では 確か悪場は無かったはずだ。意を決して滑りこむ。  危険を感じるほどの斜度は無いが、谷幅は結構狭め。500mより下は 落ち葉や落石が雪面に転がっており注意を要する。どこまで雪が続いて いるかと考えながら滑るが、350mでとうとう谷が割れ、スキーで進め なくなった。後はスキーを担いでつぼ足で川岸の雪面をへつる。もう ちょっとで木下小屋という手前で2つ砂防提が出てくるが、際をなんとか 乗り越せた。

車に戻ってきたのはもう5時半だった。ちょっと空が暗くなり始めている. 宿に戻る前に、岩尾別温泉の無料露天風呂に入りに行く。ここも囲いのない 女性にはちょっと辛いと思われる風呂だったが、湯加減は良い。 10時間近くの長い行動の汗を流し、疲れをほぐした。
----- 記 : 田尻 -----

2010.5-羅臼岳
17:58 岩尾別露天風呂
2010.5-羅臼岳
13:39 羅臼岳頂上へ登り
2010.5-羅臼岳
19:35 宿六の夕食
2010.5-羅臼岳ログ
羅臼岳ログ

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