神戸山スキークラブ

 K.M.S.C.
Kobe Mountaineering Ski Club 遠音別岳  山スキー報告
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2010.5-遠音別岳疎林の中を登る
2010.5-遠音別岳前方頂上を目指す

【遠音別岳(おんねべつだけ) 1330.2m】 晴
平成21年5月2日
7:50 140m 出発点
8:20 252mピーク
9:40 375mスキー着地点
13:00 遠音別岳山頂
13:45 715m池の手前
16:30 140m 駐車地点
メンバー:田尻(L)、春、小村、内田、池淵、丸尾、佐々木:東京SMC

今日は長年の宿願だった遠音別岳だ。7時に宿を出て車をウトロ方面へ 走らせる。 オペケプ川の手前のオペケプ林道に車で乗り入れる。シカ除けのゲートが あるが、通過した後に閉じておけば問題ない。140mまで車で林道を登れる。 140mから尾根を登り始める。まだ雪は無い。薮を漕いで252mピークに出る。 252mピークから、一旦送電線の下の切り開きを距離にして50mほど下る。 適当なところから笹薮を漕いでまた尾根に戻る。ここからだんだん雪が 出てくる。375mまで登ると雪が繋がっていそうに見えたのでシールを 付けた。何とか雪をつないでシールで登っていく。

遠音別岳の尾根は地図で分かるとおり非常に緩やかで広い。歩けども なかなか高度が稼げない。900mまで歩いて頭を上げるとやっと真っ白な山頂が 見えた。遠い遠い山頂だ。1000mからは傾斜が強くなる。ピタミダルな斜面を 山頂に向けて這松帯を避けるように歩いていく。右側にはゆるやかな斜面が 続くが、左側は結構な急斜面だ。だがこの急斜面は滑るには面白そうだ。 山頂から少しだけ北に降りれば、このカール状の斜面のトップから滑りこめ そうだ。ここを滑ることができれば、這松がうるさい登り斜面をそのまま下る よりはどんなに快適だろうと思う。地図を見れば、うまく池の横をトラバース すれば登り返しなしでも往路の尾根に戻れそうだ。チャレンジする価値は あると考えた。

山頂は午後1時着。約5時間を要した。風は少々あるが、海別の時のような ひどい強風というほどでもない。山頂でシールをはがして、さっき見えた カールに向かってみた。 カールの滑降は素晴らしいものだった。 約500m、無木立斜面を一気に滑れる。

今日も動画写真撮影会。みんな快適に滑っている。 傾斜が落ちたら、池の尾根側の岸に向かって高度をなるべく落とさない様に トラバース気味に進む。首尾よく登りのトレースに戻れた。ここからは、もう 自分たちのトレースを見落とさない様に進むだけだ。

400mで再びスキーを脱いで担ぐ。クワガタスタイルで下山を進める。 鉄塔の立つ252mピークからは下は薮が濃い。スキーが引っ掛かるのが 厭なので、送電線沿いの切り開きをちょっと遠回りして降りてみることにする。 最後は急な泥つき斜面を下りなければならなかったが、うまく林道に上がることが できた。登山終了。約8.5時間の行動だった。充実したが流石に疲れた。 明日は佐々木さんは一足先に帰京される予定だ。宿では冷蔵庫で冷やして おいた虎の子のシャンパンを空けて、遠音別山頂滑降を祝い、佐々木さんとの 別れを惜しんだ。
=== 記 : 田尻 ===

2010.5-遠音別岳間もなく頂上へ
2010.5-遠音別岳頂上

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