2017年4月6日(木)
大草連6:30→大渚山9:05~9:30→1,100m地点10:25→沓形山12:20→大峠13:00→跡杉山13:12→小ピーク13:45→林道14:36→笹野15:10
木曜会の山行として、fugitaは有休を取って残雪期の大渚山を目指した。
前夜10時に西宮を出て、名神から北陸道に入り、糸魚川ICから平岩駅に午前3時着。
2時間ほど車中で仮眠し、4時半起床。5時過ぎにガイドと合流し、下山場所の大網集落の奥、笹野集落にガイドの車をデポ。宮崎さんの車で登山口の大草連に向かう。
今回はクライアントは我々二人だけなので、気を遣うこともない。
身支度を整え6時半に出発。予報では前線の接近に伴い、午後遅くには雨が降り出すとのことで、早めの行動開始とした。幸い出発時は日が差しており、後立山の山々が良く見えている。しばらくは林道を進み、途中から尾根にとりつく。高度を上げるに従って、戸隠、妙高などの山々も顔を出す。
雪は早朝にも関わらず、気温が高くゆるんだ状態。
標高差800m程を2時間半ほどで登り切り、平坦な山頂着。雨飾山が良く見える。
ここからは北北西に向けて滑り出すが、低気圧接近で気温が高く雪が重い。やや北面に回り込むと、少しは雪の状態も良くなる。
1,100mまで滑り、シールを付けて西へトラバース気味に進むが、細かい谷が入り組んでいて、あまりペースが上がらない。
30分ほどで稜線に出ると、今度は結構南風が強い。天気も下り坂で、気分的にもトーンダウンしてくる。
昼過ぎに沓形山に到着し、シールを外し大峠手前の沢に滑り込む。
再びシールを付けて跡杉山を目指す。跡杉山から大網集落に向かうには、さらに西に進む必要がある。
真名板までは細かいアップダウンがあるので、シールを付けたままさらに西に向かい、真名板山との中間にある小ピークから北面に滑り出す。
ブナ林の間を滑り、最後は杉林に入ると林道はすぐ。林道は緩んだ雪では漕がないと進まない。
ガイドはブルーモリスのうろこ付きの 山板なので、このような場面では威力を発揮する。
林道は最後まで雪がつながっていたので、担ぐ必要がなかったのは何より。
ようやく車のデポ地点に到着。8時間超の長丁場、天気も何とか持った。
滑りだけなら大渚山周辺を日に2本滑るほうが楽しめるが、今回のルートはワンウェイなのでツアー的な要素が強く、踏破したという充実感が得られた。
国内では初めてガイドツアーだったが、的確なルート取りなど、安心感はある。
山の志向と足並みの揃ったパーティなら、希望に沿った計画を作ってくれそうだ。by:fufita'h
|