12/24(土) 栂池スキー場から天狗原
前日は平地で雨、その後雪に変わったものの降雪量は少なく、駐車場で数cmの新雪のみ。
5:00過ぎに栂池スキー場駐車場に到着してびっくり。ほとんど車が止まっていない。例年なら
所狭しと駐車しているのに大違いである。昨年末はゴンドラ下まで滑り降りることができたが
今年は下のゲレンデはクローズのまま。仕方なく、往復のゴンドラ券(2500円/人)を購入。
8:00発のゴンドラに乗り、ロープウェイ駅まで滑ってシール登行開始(8:30)。
予想では前日の雨でアイスバーンになってその上に薄く雪が積もっている状態を想像していたが
上部では雪だったようで、いきなりの膝下ラッセル。FAT板でなく、細い板で来たことをやや後悔
しながら林道まで登り上げる(9:00)。
林道からは先行者トレースがばっちりあって利用させてもらう。
成城小屋9:50到着。先行者にラッセルの礼を言って、先頭を進む。単独行も混じって5人でラッ
セルを回すも、我々がもたもたしている内に、先行者が先に行って、我々は再度ラッセル泥棒となる。
後ほど聞くとこの先行者はプロのガイドらしく、素早いラッセルのみならず、ピットチェックも
スピーディに行っていて、我々も見学させてもらった。心配していた積雪内の弱層は見られず、
安定している状態。
この後、天狗原までの急登を先行者トレースを利用させてもらい登る。
天狗原端の急登を登り切った所で(11:00)、この日のファーストトラックを頂くことにする。一番で飛び込んだ
斜面は柔らかく深く、フェースショット状態。正直、パウダーの期待もなかったのでうれしい誤算である。
4人でパウダーを頂き満足。再度シールで登り返して、天狗原左端まで登る(11:30)。
この日は、日が差したり、
曇ったり、風が吹いたりとめまぐるしく変化する。ここでもノートラック斜面を軽快にいただけた。
この後、成城尾根まで下りラッセルでトラバース気味に進んで、成城小屋までは薮スキーの試練が続く。
やはり積雪不足で至るところに小枝があって、ルート選択が難しい。時間をかけながらも尾根伝いに滑って
成城小屋で休憩。その後、林道も一部ショ-トカットして薮スキーの練習をしながらゲレンデトップに
到着(13:30)。
山行終了後、林道と林道の間の急斜面を利用して、セルフレスキューのロープワーク訓練、アイゼン脱着
等の基礎講習を行い、簡単なビーコン探索も行ってこの日の行程は終了。
雪不足のスキー場を板を気にしながらゴンドラ中間駅まで滑り降りて、下りのゴンドラに乗って駐車場まで。
白馬駅前通りの六拾刈民宿に素泊まりし、珍しく空席のある隣の食堂でいつものように食事。
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