3/26(日)快晴
今年の山陰地方の積雪状況では山行には問題ないだろうとの期待で、長年実施できなかった大山振子沢
山行を企画した。近場ということで早朝山崎IC近辺に集合して奥大山スキー場に向かう。
駐車場ではすでに何組ものパーティが出発している模様。天候は悪化傾向との予報に急いで出発する(6:50)。
曇天を覚悟していたが、出発時は快晴。これから登る大山や烏の山が大きく展望でき、気持ちがよい。
除雪の済んだ車道を少し進んで橋を超えたところから雪原に入る。前日のものと思われるトレースを追いながら
峠を目指す。朝の堅い斜面をクトーを付けてトレースを追ううちに当初予定よりも高いキリン峠まで登りあげて
しまった(8:40)。
天候もよく展望も望まれることから良しとして、滑降に入る。程よく硬く程よく緩んだ斜面
を快適に滑降して、振子沢に向かう本谷まで進む(8:55)。再度シールをつけてひたすら振子沢を登る。
天候が怪しくなってきて、稜線に到着するころにはガスにまかれていた(10:50)。かろうじて大迫力の北壁を見
ることができ、圧巻であった。しばらくガスが晴れるのを待つが、晴れそうにもなく諦めて滑降開始(11:15)。
とりあえず足元の斜面は何とか見えるので慎重にゆっくり滑降していく。振子沢中間部以降はガスも晴れて、程よ
く緩んだ雪質もあって気持ちよく滑降することができた。
本沢まで滑って再度シールをつけ、鳥越峠まで登り返し(12:20)。
鳥越峠からも快適な大斜面を存分に堪能する
ことができた。先行者トレースを追ってやや東寄りに進みすぎて何度か少し登り返しに見舞われたが、問題なく
駐車場まで戻ることができ、山行終了。天候が本格的に崩れる前に山行を終了でき、少数精鋭での迅速な山行の
快適さを実感した。
大山振子沢コースは、早朝出発で、帰りも早く帰宅できる近場の山スキーコースとして有用であることを改めて確認した。
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