3/8 杉の原スキー場駐車場に早朝到着して仮眠。土日というのに、車の数は少ない。朝8:00スタートのゴンドラに乗って、高速第3リフトの乗り場に滑り込むが、9:00運行開始とのことで30分以上待たされる。ようやくゲレンデTOPに到着して登り始めたのが9:25。
直近の降雪で脛あたりまでのラッセルがあるが、先行者2名のおかげで途中までは楽をする。先行者が直登するので、我々はいつものように三田原への登り斜面に出るために沢状地形をトラバースし、雪庇を乗り越えて、登り斜面に出る(10:00)。
コースとラッセルに気をとられて、メンバー確認を怠っていたため、Tさんがいないことにこの時点で気がつく。TさんのTLTつま先のロックが甘く、少しねじるだけで簡単に外れてしまい、登れない状況に苦しんでいた。雪を落としたりロックを締め付けたりしても改善せず、Tさんにはスキー場に戻ってもらうことにした(10:40)。
残り5名でツアーを再開。三田原登り斜面に戻り(10:51)、外輪山まで強い風の中ひたすら登っていく。外輪山到着が11:45。冷たい風に顔が痛く目出帽をかぶるも、めがねが曇ってなかなか苦労する。とにかく風が強く寒いのでたいした休憩も取らずに進む。三田原ピーク12:50到着で、シールを外して滑降開始。めがねが曇って視界が悪いので滑降には苦労するが、太い板スキーはよく浮き黒沢池まで快調に滑り込めた。ここから、茶臼岳のコルに登り返すが、ホワイトアウト状態で視界が利かず、GPS頼りの計器登行となる。
14:00コルに到着するとガスも晴れてきた。高度を下げすぎないようにアップダウンを繰り返しながらトラバース気味に進んで高谷池ヒュッテ到着が14:30。ここで2件目のトラブル。Nさんのシールの片方が途中で紛失したのをヒュッテ到着時に気づいた。仕方なく空身+つぼ足で探しに行くとのことでほかのメンバーは先に小屋の場所取りをすることになった。先着の2名パーティがいたが、奥に5名分の余裕のスペース(毛布、布団)を確保できた。
小屋で待っていてもNさんが帰ってくる様子がないので心配になり、残り4名で来た道を探しにいくことにしたが、程なくNさんと落ち合うことができ一安心。やはりシールは見つけることができなかった。この風では、はがれたシールも飛ばされてしまっているかもしれない。シールなしで今後の行程をどうするか協議したが、クトー+バンドで何とかシールの代わりをしてツアーを続行することになった。
|