神戸山スキークラブ

 K.M.S.C.
Kobe Mountaineering Ski Club 雨飾山・大渚山 山スキー報告
関西から希望と元気を届けよう
ようこそいらっしゃいませ!! どうぞごゆっくりと!! 山スキーを楽しみましょう!! 入会をお待ちしております!!

日 時  2013年2月09(土)-11日(月)
山域・場所  頚城・小谷/雨飾山 大渚山
メンバー  Wasa,Kiyomoto,Maeda,Ikebuchi=4名
天 気  9日・晴れ/10日・曇り/11日・雪 
ルート  小谷温泉~雨飾山(往復) 小谷温泉~天狗原山~途中敗退 大草履~大渚山 
スタイル <全員アルペン
温 泉 <小谷温泉・姫川温泉

☆2/9 小谷温泉から雨飾山P2、天気:晴れ
北陸道が降雪通行止めのため、中央道経由で小谷温泉まで。到着する頃には周囲は明るくなっていた。仮眠する間もなく朝食の後、山田旅館脇の林道をスタート(7:25)。昨日のものと思われる薄いトレースの上を軽くラッセルで進む。先行トレースは栃の木亭で右折。我々はそのまま林道を進み、夏の登山口に9:35到着。

そのまま進み、左の尾根に取り付く。尾根の最初は、かなりの急登ラッセルで息をきらしながらも進んでいく。そのうち、後続パーティが猛烈な勢いで追いついてきた。あっという間に抜かされ、先頭をハイスピードラッセルで進んでもらう。おかげで、以降我々はP2頂上までさほど先頭ラッセルすることなく、進むことができた(12:20)。

2013.1.amakazari
7:33 山田旅館近く林道より出発の準備
2013.1.amadazari
7:35 林道へ進む

2013.1.amakazari
7:51 雨飾山ポッカリと見えます
2013.1.amakazari
8:11 栃の木亭建物は健在

ピークでは、ガスがかかる中、時折迫力ある雨飾の双耳峰を見ることができた。下りは、やや重の雪質ではあるが、急斜面に助けられて最初の斜面は快適に滑降できた。 その下では、さらに雪が重くなってスキーが滑らない。他の人は快適にターンを刻んでいるのにノ-メンテのつけが回ったのか、スキーの滑りの悪さ、浮きの悪さに一人苦労しながらも、何とか大海川沿いまで滑走する(13:15)。

再度シールを付けて登山口までやや上りの水平歩行で進む。その後、長い長い林道を我慢の滑りで山田旅館到着が14:40。3連休で一杯の山田旅館には宿泊できず、国道まで降りて姫川温泉に素泊まり(5000円/人日)。

2013.1.amakazari
8:31 先行者のトレースを外して、あまのじゃく
2013.1.amakazari
9:19 膝ラッセルで

2013.1.kinasi
9:53 尾根取り付きの急登
2013.1.kinasi
11:42 まっさらなP2へ、パウダーラン期待大




☆2/10 天狗原山 途中敗退 湯峠経由大渚山前衛ピーク(1355m)から熱湯コース滑降 天気:曇り
この日は、ロングコースということで気合いを入れて暗い内から林道を出発(5:50)。栃の木亭で右折する(6:26)と、以降も昨日のトレースがあった。トレース通り林道を進むと、大岩の下の急峻な切り欠き林道をトレースは進んでいるが、斜度が急すぎてとても危険な様に見えた(6:55)。

そこで、夏道方面に分岐しているトレースを追っていくと、トレースは途中で引き返していた。仕方なく、夏道に合流すべく、なるべく緩やかな斜面を選んで、進んで行くことにする。 結局、左の主尾根の延長線上に取り付くのがもっとも難易度が低いと判断し、左尾根をシールで上っていく。さらに登るとシール登高も困難になり、スキーをザックにつけアイゼンに履き替える。木に邪魔されながらも、何とかやせ尾根をアイゼン登高を続ける。

2013.1.tennguhara
10日 6:33 元栃の木亭下の橋 天狗原山に向けて
2013.1.kinasi
7:58 藪こぎの尾根シートラで

2013.1.kinasi
8:01 ガリガリの尾根シートラで
2013.1.kinasi
8:06 這いつくばっての登り

最終的には急峻な岩肌+雪面に行く手を阻まれてしまった。左右のトラバースを試みるも滑落の危険も大きく、これ以上の登高は困難と判断し、敗退することにした(8:13)。先行者トレースを追った挙げ句のルート選択ミスであった。スキーが履ける斜面までクライムダウンで慎重に下降し、そこからスキー滑降で林道に戻った。まだ、時間が早いので、湯峠経由の大渚山に行き先変更する。栃の木亭までもどって林道を進み、鎌池方面に進む。途中、様々なトレースに惑わされながらも、湯峠到着が11:45。

その先には、遠く大渚山がそびえているが、ピークを踏むには時間的には厳しい。せめて前衛の1355mピークまではと進む。12:05、ピーク到着。ここから大渚山の麓を巻いて、熱湯方面の尾根を滑降することにした。地図とGPSをにらみながら慎重にコース取りを行い、途中わずかな登りを入れてほぼ予定通りの滑降を行い、最後は水平な林道辿って、熱湯温泉到着が14:50。9時間の長く疲れた山行は終了した。

2013.1.kinasi
8:25 壺足所どころズボズボで時間の浪費
2013.1.kinasi
9:01 行く手に大岩が


☆2/11 大草連から大渚山往復 天気:雪
この日は朝から雪で、車の上には30cm程の新雪が積もっていた。除雪はされているとはいえ、さらに降り積もる雪の道を大草連集落まで車で進む。小径タイヤのFF車では、登ることができない雪道を前に適当な駐車スペースを見つけて止めさせてもらう。ここからシール歩行開始(7:05)。

除雪終了点からだんだん畑のような地形を進んでいく。雪は深くスキーでもすねくらいまでは潜る。斜度が急になる部分や平坦な部分などを繰り返し、すすんでい行くとますます積雪が深くなり、とてもスキートップを上げられなくなる場所もあった。交代で苦しいラッセルを続け最期は雪庇を切り崩しながら乗り越えて、何とか緩やかな頂上にまで到着し(11:17)。

2013.1.kinasi
11日 9:06 雪降りしきる中 連ちゃんの大渚山へ
2013.1.kinasi
9:47 視界は何とか

2013.1.kinasi
10:27 今日は腰ラッセル
2013.1.kinasi
10:59 間も無く頂上へ

やや下ったところでシールをはずして、パウダーゲットの滑降と思いきや、滑ることができたのは急斜面の極一部で、以降は深く重い雪に下りラッセルを強いられた。とても時間と体力を消耗するので、何とか登りのトレースに合流し以降は登りトレース周辺を滑降しながら、戻ることになった。所々は急斜面のパウダーフェイスショトを味わうことができるが、それも程度もので、視界が遮られ息もできない状態では長く続けることはできない。

駐車地点の大草連集落到着が12:45。湿雪に濡れた体を道の駅小谷の温泉で温め、昼食の後、北陸道経由で帰る。3連休の渋滞に時間がかかり神戸帰宅が23:00となった。

2013.1.kinasi
10:59 吹雪いています、ウエア、バリバリ
2013.1.kinasi
11:19 頂上です



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