神戸山スキークラブ

 K.M.S.C.
Kobe Mountaineering Ski Club 火打山・澄川 山スキー報告
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2011.3hiuchiyama
6:33 火打山へと
2011.3hiuchiyama
中央に焼山

3/6(日)曇り 高谷池ヒュッテ→火打→澄川→発電所→岡沢
事前の天気予報では、曇りのち雨とのことで心配していたが、朝おきると晴れている。ただ、時々強い風が吹いており 火打稜線では、ガスや雪煙がコルを乗り越しているので、風との戦いが予想される。
すでに、同宿の3名は火打に向か っており、我々もその後を追う(6:30)。
天狗の庭を過ぎ、尾根に乗り上げるところで、先行の単独者が強風のために 引き返すという。我々も行けるところまでということで、アイゼンに履き替えて急登の尾根をラッセルしながら登って いく(7:00)。
しかし、強風の中のアイゼン歩行に慣れないせいか、時間がかかり、強風で冷やされて、凍傷も心配され る状態となったため、火打登頂は断念し、手前のコルの澄川源頭部までたどり着いた後(8:00)、直接滑降することに した。

強風の中、アイゼンからスキーに履き替えるにも時間を要し、さらにいざ滑降しようとすると(8:30)一面のガスで 視界が全く利かない状態になった。
スキーを履いた状態で耐風姿勢をとって、風が止んで視界が利くのを待つ。風は 強弱を繰り返すが、視界の利く時間はわずかであり、そのときをねらって少しずつ滑りおりた。
稜線は風が強いが少しおりれば風も治まって、視界も利くだろうと期待していたが、数百m下っても風もガスは治まらない。各自、視界の利 く内に滑ろうとするが、すぐに視界不良となって待ち時間の方が圧倒的に長い。このままのかめのような滑降速度では、 長い澄川を滑り終えるには、日が暮れる。

とんでもない所に来てしまったと思ったが、後の祭りで、強風の中登り返す ことも出来ず、下り続けるしかない。
澄川を1/3程度下ったあたりから風が治まり、やがて視界も連続的に利くようになり、後半は、さっきまでの悪条件が うそのような状況に好転した。
大スケールの谷を滑り続けるが、雪質は滑降には難しく、クラスト、デブリ、重雪とめま ぐるしく変化する。スタイルなど気にせず(できず)転倒しないようにするのが精一杯だが、それでも転倒続出。
ここまでに相当の時間を費やしたため当初予定していた容雅山への登り返しは早々に断念し、尾根登り地点を確認 するに止めた。

さすがに、後半になるとシャーベット状の雪に変わって、やや滑りやすくなったころ、黒菱川との合流点に到着(10:45)。
シールを付けて尾根までの約150m程度の登り(12:00)。ここから発電所まで尾根伝いに滑降するが、こ々でも雪質は悪く、 ブレーキが頻繁にかかって、緩斜面の尾根では進まない。
所々、急斜面の一枚バーンを滑る場面が出現し、そのときだけは、グサグサの重雪のなかで大回りターンを決めることが出来た。
発電所まで滑って(13:00)、林道まで再度シールで登り上げ、岡沢集落までの長い長い林道を忍耐の滑りで除雪終了点まで 到着(14:20)。
タクシーで杉の原まで戻り(7980円)、車をとりに行って、温泉入浴後、渋滞の名神を経由して、神戸に戻ったのが夜の12時過ぎ。

参加の皆様お疲れさまでした。思いの外の強風と悪雪に参加者の方には苦労をおかけしました。
容雅山はまたしても断念しましたが、いつかは実行したいと思います。そのためには、もっと訓練してスピードアップする必要があることを 痛感しました。留守宅を引き受けていただたmaruoさんありがとうございました。
以上 by:wasa

 
2011.2hiuchiyama
6:33 翌朝火打山へ向けて出発だが
2011.2hyonosen
なにやら怪しい雲が立ち込めて来る
2011.2hiuchiyama
10:46 猛烈な強風吹き荒れる中澄川下部で一本
2011.2hyonosen
12:19 林間尾根を下る
2011.2hiuchiyama
12:37 終盤の尾根プチパウダー滑降
2011.2hyonosen
12:55 思いっきりの落書き 
2011.2hiuchiyama
終盤の尾根プチパウダー滑降 Mr Haru
2011.2hyonosen
フイナ―レ滑降 Mr 籔田
2011.2hiuchiyama
終盤の滑降 Mr Morimoto
2011.2hyonosen
フイナ―レ滑降 
2011.2hiuchiyama
12:55 ハイ無事終りました
2011.2hyonosen
13:10吊橋を渡って振り返る此の後長い林道下り 
2011.2hiuchiyama
澄川ログ-1
2011.2hyonosen
澄川ログ-2


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