神戸山スキークラブ

 K.M.S.C.
Kobe Mountaineering Ski Club 頚城・昼闇谷 山スキー報告
関西から希望と元気を届けよう
ようこそいらっしゃいませ!! どうぞごゆっくりと!! 山スキーを楽しみましょう!! 入会をお待ちしております!!

日 時  2011年04月10日(日)
場所・山域  昼闇山・北信頚城
メンバー  籔田・内田・田尻・小村・丸尾・山本・春・宮崎・清本・小川=10名
天 気  晴・無風
ルート  焼山スキ―場跡~アケビ平~昼闇山~昼闇谷~焼山温泉
スタイル <アルペン8名/テレマーク・2名

4/9(土) 午前10時、吹田SA集合。いつもと違い昼間のドライブで糸魚川まで話がはずむ。
神戸出発時には前日からの雨もやんでいたが、富山で追い着き糸魚川では本降りとなった。
しかし焼山温泉に着くころには雨もやみ、ブルーシートを敷いてテントを張ることができた。
今年は雪が多く、焼山温泉でも2m近くの雪が残っていた。
温泉で体を温めて、徳光PAの魚屋や、糸魚川のマックスバリューで仕入れてきた、 魚・カニ・エビ・ホタルイカで懇親会は盛り上がった。

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4-09 焼山温泉の別荘
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深夜近く迄前夜祭の懇親会で明日の英気を養う

4/10(日)仕事で夜遅く出発したMさんは仮眠もとらず、一人で運転してきて、早朝合流。
その情熱を皆におすそ分けし、皆と一緒に朝食をとる。
神戸からというとそれだけでびっくりされるが、上には上がいるものだ。 昨夜の鍋にうどんを入れて、朝食とりゆっくり出発

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7:13 焼山温泉から正面遠くの昼闇山を目指して
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7:56 まずは林道からアケビ平へと

7:00 かってスキー場だった、広い緩斜面をシールを付けて進んでいく。 アケビ平に入ると杉林になるが、広く切り開かれており、杉林の暗さはない。
8:25 杉からブナに変わると、視界が開け山が見えだした。 西尾野川が二股になっているところである。
二股から左の沢が昼闇谷になる。沢といっても、もちろん雪に埋まっているが、この少し先から谷の対岸、右手の尾根をたどることになるので、谷をわたるところを渡渉点と言っている。
この尾根は、昼闇山から鉢山への稜線(北西稜)の標高1600m付近から北に延びている尾根である。
雪が多く、沢筋も雪にすっかり埋まっているので、沢筋に滑り降りると少し沢筋を登ってから、右手の尾根に登りやすいところを見つけて、尾根上に出る。

9:40標高1000m地点で、稜線へのルートがよく見える。標高1400mまでは適度な傾斜で快適にシール登高出来るが、そこから傾斜が強くなる、右斜め上に登り気味にトラバース、安定したところ(標高1450m)で休憩し稜線への急登に備える。
その上はジグを切り稜線に上がる、南には金山から雨飾山、昼闇山頂上へは、アップ ダウンはあるものの、稜線は思っていたより広かったので、そのままシール登高を続けた。

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8:32 暑くなったんで一本入れます
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左より阿弥陀山・烏帽子岳・前烏帽子岳
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8:45 まだまだ埋まり切った昼闇谷渡渉点
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8:52 P810尾根に乗り上げ

雪庇の切れ目を見つけ、ドロップポイントまで行くが下を見ると急斜面に亀裂が入っている。万一転倒して亀裂にでも落ちたら大変なので、もっと上まで登ることにする。
上のドロップポイントは広く、ゆっくり休んで(12:30~12:45)、景色も楽しみ、エネルギー源も摂取して滑降開始。
稜線の雪は緩んでいたので、同じように考えていたら、いきなりガリガリ音を立ててスキーが振動始めた。北向きの急斜面で、あまり太陽が当たらず、前日の雨が凍ったままだった。
急斜面のいたるところ雪崩れていたが、雪崩の跡を避けてもアイスバーンで滑りにくかった。
ゆっくり慎重に下り、スキーヤーズライトにトラバースすると、少し雪が柔らかくなった。

下には稜線に出ず、その下から滑降した3人がカール状の底で待ってくれた仲間の元へ一気に滑る。急斜面から緩斜面になっても、スキーは走り、スピードに乗って、回転していく。
全員合流後、記念写真を撮り、昼闇谷上部に滑り込み、そのまま沢筋を滑降。渡渉点の上でスキーヤーズライトの尾根に乗り上げ、再び合流。
後はアケビ平をこえて焼山温泉まで一息に滑る。ストップスノー気味だったが、大腿四頭筋をパンパンに張らせながら滑り続け、焼山温泉2:00着。温泉で疲れをとって、帰途についた。

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中央スカイラインの向こう放山方面の遠望
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振り返って見る阿弥陀山・烏帽子岳・前烏帽子岳
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10:09 P1080の尾根に登り
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登って来た尾根を振り返る
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愛機の向こうに権現岳
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中央に昼闇山
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昼闇山の肩から先行者のシュプール
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昼闇山上空にジェット機が頻繁に
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11:47 稜線を漫歩
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11:58 頂上近くの登り
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稜線右端からドロップ滑降を振り返る
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お決まりの集合

このルートは登りも下りも実に変化に富んでいる。どんどん登っていくと、山が形を変えて見えていき、ルートもはっきりしていく。そういう意味で、登るのが面白い山である。
その分、ルートの取り方も、読図だけだとなかなか難しい。今回は、昼闇山の経験者がおり、適切なアドバイスをしてくれたので、より山がよくわかった。
以上 By:Yabuta

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